946へGO! その2

こんにちは。 引き続きemihana です。


さてさて、厳寒の釧路は阿寒川、その川畔のホテルにて一泊したお父さんと私。



夕食前にロビーへ行こうとすると、またまた目の前にエゾ鹿さんたちが



仲良くお食事中のご様子です。

温泉の湯気のせいか、雪が溶けて草が見えているのをちゃんと知っているのでしょう。


こんなに近くまで来ていて、びっくり。



他の宿泊客の皆さんとガラス窓のこちらから静かに見守っておりましたが


不意に鹿さんたちが動きを止め、じっと上の方を見つめます。



その方角に目をやれば、そこにはなんと


ドローンを飛ばす男の姿が!



鹿さんたちは数分間、固まったままそちらを凝視したのち


やがて何度も振り返りながら、ゆっくりと山の中へと帰って行ったのです。




私は猛烈に腹が立ちました。

そこの男、何をしておるのか!


鹿さん、明らかにひどく驚き不審に感じていたではないか〜!

せっかく食事中だったのに、しかも、これまで人間を信頼して

こんなに近くまで来てくれているのに。

そもそもここ国立公園内。そんなもん勝手に飛ばしていいのか〜!


フロントにチクってやろうか、と腰を上げかけたのですが


他のみなさん、特に気にされる風もなく

「あら、ドローン?」

くらいのもので。


え?そんなものかと、思わず、思いとどまってしまいました。

でも、やっぱり報告するべきでしたよね。今でも悔やまれます。



それはともかく、お食事はこれまた川沿いの食事処で横並びに座って


夜の阿寒川を眺めながら頂きました。


ゆっくりと時間をかけて運んでいただき、お腹いっぱいに。


これはさっきのタヌキさんたちの足跡?(いや、鹿さんかな)



こちらの温泉は素晴らしく、目の前に川の流れる露天風呂は最高!

お父さんは入っては出て、出ては入ってを繰り返していました。

私の方は、部屋のお風呂がとても気に入り

そちらで月見風呂としゃれこんだのですが

翌日、それを耳にされた松の実さん、絶句。


「ええ〜っ!emihana さん、露天風呂入られなかったんですかっ!

それはもったいないですっ!ええ〜っ?本当に〜?」

たいそうがっかりされ、ああ、申し訳ないことをしてしまったと

後悔すれど、後の祭りです。


あのぅ、私、本来、烏の行水と言うのか、長く浸かるのが苦手でして

それに、内風呂からの眺めがそれはそれは素晴らしくてですね・・・

・・・言い訳はやめます。

次回は必ずや、飽きるほど露天風呂へ入ります!はい!


あ、風呂上がりのバニラアイスと朝のカツゲン

これらはしっかりミッションコンプリートいたしました!

どちらも共に素晴らしき温泉の友でございました!



この夜は冷え込み厳しく、宿周辺はマイナス19度。

ダウンを着込み手袋履いて、ホテルの外に出てみます。

そして、空を仰ぎ見ましたら


まさに満点の星。

空気はあくまで冷たく澄み切って、日頃は目にすることのない暗い星々までも

はるか頭上で精一杯神々しい光を放っているのでした。


残念ながら画像に納めることはできませんでしたが、あの星空こそ

肉眼で見るべきものだと思います。



夜明け直前の阿寒川



夜明け後。



冷え込みが厳しい晴れた朝ほど、美しいのだとか。

ヘタレ夫婦のわれわれは尻込みしたのですが、この日の朝のカヌー探索は

とても素晴らしかったそうです。



この後、お互い朝風呂(私はまたも内風呂)を満喫し

再び朝の川畔を見ながら朝食を済ませた後



ホテルをチェックアウト。

近くのバスセンターから路線バスに揺られ、釧路市内を目指したのでした。



バスの中は、大陸からのお客さんでいっぱい!




阿寒湖温泉、再見!!



ということで、まだ続きます〜。