北の大地はやっぱり広かった


こんにちは。 はなです。


まだまだ北の大地のお話ですよ。




さて、たた子さん宅での小梅さん・フィーバーナイトがはねた後

BOSS母さん&おとしゃんさん、Nさん、Kさんとご一緒に

同じホテルにチェックイン。



一晩泊った翌朝、カーテンを開けるとそこには




朝もやに煙る釧路川




ホ〜テルはリバ〜サ〜イド♪ に建っていたんですね。



やがて少しずつ霧が晴れて行きます。




有名な観光スポット「幣舞橋」を




BOSS母さん&おとしゃんさんとさっと流してから




松の実さんの道案内で「釧路漁港」へ向かった一行のお目当ては




ここだったようです。




この中のお店で朝ご飯をいただこうと言うのです。




emihana は迷うことなく「サンマ塩焼き定食」をチョイス。




ど〜ん!




いかにも脂が乗っていていそうな匂いが〜(見守る私も悶絶)


お味の方はもちろん、文句の付けようもなかったらしく

特に、emihana 得意のワタが少しの臭みも感じられず風味が高く絶品だったとか。



その結果・・・


このありさま。




あのオバサン、やり遂げた顔をして鼻の穴を膨らませていましたよ。

でも、それくらい美味しかったんですね、きっと。

ほかの方たちが召し上がっていた「ホッケの開き」の方もすごく大きくて

美味しそうでした。




すっかりお腹を満たした後、案内していただいたのは




釧路と言えば、そうです「湿原」です(松の実さん、お写真お借りしました)



とにかくお天気が素晴らしかった!

よほど皆さんの日頃の行いが素晴らしいのでしょう(約一名を覗いて)

暑いくらいの陽射しのもと、そこには大湿原の壮大なる景観が


あくまでもゆったりと広々と広がっていました。



湿原に向かって立つBOSS母さんです。




何とかこの景色をそのまま切り取ろうと、パノラマやらなんやら




オバサンなりに苦心したみたいですが




少しは伝わったでしょうか?




松の実さんのお話では、この湿原の中に、山手線の内側がすっぽり

納まるんだとか・・・

山手線ですよ!!

あ〜・・・さすが北海道!



以前はこの場所から肉眼で、丹頂鶴の営巣地が見えたのだそうです。


この壮大なる湿原に舞飛ぶ丹頂鶴の姿。

想像しただけでうっとりしちゃいますよね。



次に一行が向かったのは



「丹頂鶴自然公園」



この施設には現在約20羽の鶴たちが住み、繁殖しているそうです。



金網の柵の向こうに鶴がいます。



それぞれ柵でおおわれていますが、天井はありませんし

ケージは奥行きも150メートルくらいあります。

中は小川が流れ、カエルやドジョウ、小魚、ザリガニなどもいて

鶴たちの餌になっているらしいです。



もともとは鶴を自由に飛ばせていたのですが

鳥インフルの影響で、今は羽根を切っているんだとか。




こんな風につがいでひとつの柵の中にいたり



こちらは母子(左側の頭が薄茶の方が子供)です。



子別れの時期が来ると、親が激しく威嚇して子供を追い出してしまい

その子たちは湿原の方に住処を探すことになるわけですけど

最初はここに戻って来てしまい、柵の上に止まっていたりする・・・って

なだんかちょっと切なくなる話ですね。



ちなみに丹頂鶴の頭の上の赤い部分は「〇ゲ」(身も蓋もないけど)

血管の色が透けて見えているそうで、怒ったり興奮したりすると

より赤くなるみたいです。


真っ白な体に首や尾の真っ黒、そして頭のてっぺんのまっ赤。

保護色なんだと思いますが、人間の目から見ると

白一色の冬の湿原でも、緑濃い夏の湿原でも、むしろ映えそうな気が・・・

とてもスタイリッシュできれいです。




松の実さんにいろいろなことを教えていただきながら


公園の奥に進んで行くと、そこにも一組のつがいがいまして・・・



ドウサン(♂)とエムコ(♀)



よ〜く、看板をご覧くださいね。

♂のドウサンは2005年生まれ、エムコの方は1993年。

つまり、年の差12歳!!


これ、鶴の世界でもかなりの年上女房ですよ〜。

しかも、この施設に住むエムコのところに外から飛んで来たのがドウサン。

そしてそのまま居ついて婿入り、仲睦まじく子供も産んで

今でも仲良しカップルなんですって〜!


「広い外の世界から、この場所のこのメスのところへピンポイントで
 やって来たって、すごくないですか?」

松の実さんのおっしゃる通りで、きっとエムコさん

すごく魅力的な鶴好きのする鶴さんなんだと思います。


ドウサン&エムコ、LOVE ♥ FOEVER!



こんなに間近で丹頂鶴を見ることができて、emihana も感激ひとしおだったようですが

実は、湿原展望台の駐車場近くで、こんな出会いもあったんです。



ほら! すごいでしょ〜?



野生のエゾシカさん、初めは道路の近くの茂みで

親子で餌を探していたみたい。




それがどんどん駐車場の近くまでやって来て

 


車が次々入って来るので、みんなでちょっと心配していたのです。

でも、大きな作業者がやって来たら、すぐにぴょ〜んぴょ〜んと

茂みの奥の方に帰って行ってくれました。



私も初めてテネシーで野生の鹿さんたちを見た時

すごく興奮しちゃったけど、エゾシカさんの方が少し小さいし

斑点もあって、可憐な感じがしました。



思いがけなく鹿さんにも会えたし、一同大満足で帰路に着きました。



ところが帰りの高速で、もっと思いがけなく事故車による通行止めに遭遇

仕方なく一般道(すごい山の中)をおとしゃんさんが本領発揮

必死に急いでくださって、どうにか無事に飛行機にも間に合い

あっと言う間の怒涛の3日間北の大地ツアーは大団円を迎えたようです。



皆さん、お疲れ様です。

おかげ様でとっても楽しい旅になりました。

本当にありがとうございました。



またいつか、近い将来目にかかれますように。




おまけ:釧路では、歩道にまで鮭が!



次回予告:「熱血(?)案内人、ポロ札の街に現る・・・の巻」