またやってしまったお父さん

こんにちは。 はなです。



再びチャイナドレスでご挨拶です。



え〜・・・見飽きた〜

そんな辛口ご意見に聞こえないふりを決め込むのには

わけがありまして・・・



今日は私の住んでるお隣の国からのリポートなんですよ。


先々週のことでしたが、私とお父さんは中国のかなり北にある

西安と言う都市へ出かけまして、仕事のついでにちょっとばかり

観光して来たのです。



それがこちら。


じゃん!


おわかりになりますか?


そうです。兵馬俑の博物館です。



広大な敷地に建つ巨大体育館のような建物の中には

数え切れないほどの兵や馬の皆さんが!!


ずら〜っと並べられています。



壮観でしょ〜?



中国最初の皇帝、始皇帝さんが死後に自分が入るための

巨大な陵墓を作る際、土の焼き物でできた兵や馬や武器や

その他もろもろ、何と8000体!を同時に作って埋めたのだとか。


これらの人たちは実際にいた人物をモデルに作られているそうで

一体として同じ顔のものはなく、またすべては等身大なのだそうです。






土の中でこんな風にバラバラになって折り重なったまま埋もれていたものを

慎重に発掘し、もう一度組み立て直して復元して行くのは

気の遠くなるような作業でしょう。



↑この写真にあるように、もともとは彩色してあったんですね。



それにしても秦の人々の顔って、なんだか見覚えがあると言うか・・・



emihana は元ア○スのH内さん激似じゃないの〜

そう話していましたが、さて、皆さんはどう思われますか?



べーやん?




復元された「青銅の屋根の馬車」見事ですね〜。



さてさて、肝心のお父さんの感想ですが


初めの方こそ「へ〜」「すごいね〜」「ふむふむ」

と感心していた様子でしたが、火の気もなくしんしんと冷え込む

だだっ広い場所をひたすら歩いて回るのはかなりの寒さだったらしく

途中からは「ええ?まだあるの?」と早く切り上げたい感満々になっていたのが

歴史とか伝統とかにほぼ関心のないお父さんらしいな〜と

おかしくなりました。



で・・・一通り見終わってから博物館内の売店でお土産にと買ったのが


これです。


弓部隊の兵隊像で、とても有名な一体らしいです。



本物はこちら。



やっぱりこう・・・風格が違いますね。まさに威風堂々。

博物館のはレプリカと言うにはあまりにもちゃちな感じが・・・


小さなため息を飲み込みつつ emihana は たずねました。

「これいくらだったの?」

お父さんは即答しました。

「100元」(1800円くらい)


ひやく・・・ひゃくげん・・・

ええ〜っ? 百元?これが〜?

このちゃっちいミニ・ホリウチが〜?


あなたはいったい何年あの国で暮らしているのか!?

そんなもん博物館なんかで買うア○がどこにいる!

まさに口にしようとしたその時お父さんはこともなげに


「でさ、一歩表に出たら道端でおんなじの5元で売ってたんだよね〜」



皆さん、覚えておいででしょうか?



微笑みの国で買った例のコンクリート塊×2



あるいは


さいはての空港で買った美しすぎるマトリョーシカ




ああ、お父さんはどうしてこうも、お土産選びがへたっぴなのか。

それとも、あまのじゃくな我が妻を喜ばせようとしているのでしょうか?

お父さんの真意は謎のままですが、emihana 家にはまた一つ

いやげ物(誰がこんなもの買うのかと言うおみやげ物)が増えたのは

確かなことのようです。


emihana のため息がいっそう深くなったことは言うまでもありませんが


まぁ、誰にでも弱点はありますよね。



ドンマイ、お父さん。





おまけ:もともと我が家にいた
もらい物の兵馬俑トリオ(レッツゴー3馬俑)