まずまずの日々

こんにちは。 はなです。



まずまずのお年頃の私。



昨日は中秋の名月だったとかで、テレビでもスーパームーンって言うのを

たくさん映していましたね。


私は今、お父さんと一緒に日本の我が家に帰って来ていますので

日本の空に浮かぶ月を仰ぎました。


まぁ、月そのものにはそれほど変わりはないみたいですけど

日本の中秋にないものは・・・



これです。月餅。



もう何度も、この時期になると飽きもせず書いてきましたから

お馴染みかもしれませんね。

甘くてこってりとしたタイプの月餅(ラードたっぷり)

広州のは特に甘くて、emihana は一口食べて、げんなり。

それ以来、口にせず(普段はいやしんぼのくせに)


餡の中に覗いている月を模した黄色くて丸いのは栗にあらず。

塩漬けにした卵黄で、これがまた何とも言えず変わった風味なんだとか。

「日本のコンビニとかで売ってる、あれの方が100倍美味しい」

とはemihana の弁ですが、ほんとのところはどうなのでしょう。

私は食べたことないので、わかりません。悪しからず。



さて、タイトルのまずまずの日々と言うのは

最近 emihana がつくづく感じていることらしいのですが

中国からも無事に戻って、まだそれほど老いぼれもせず

暮らしていた頃の私がなんだかんだ言っても

一番満たされていたのかもしれない、そんな意味合いなのだとか。



考えてみれば、その頃の私は実にのんびりゆっくり

日々を過ごしていましたね。



昼間はまったりと寝ている時間が多く



時々目を覚ましては



大した目的もなくうろうろしたり、また眠ってみたり



夕方になれば、散歩に出て



お休みならば、お父さんと例によって石遊び



昔取った杵柄とばかり、しばし夢中になって



懐かしい風を感じては



来し方行く末を思うことも(少し嘘)



飽きると家路について(もちろん、カートで楽ちん)



お父さんの晩酌のお供で一日を締める。




もちろん、もうすでに心臓も良くなくて、たまには発作も起こしたけど

でも、まだまだ自分の足で歩いて、自分でご飯を食べて

呆けてもいず、それなりに楽しいことも見つけられたし

emihana やお父さんとも、ツーと言えばカー・・・

とまでは行かなくても、まぁまぁたいていのことは

通じる上に、何があっても無条件に許されますから

あの頃の私は、やっぱり老犬ならではの満ち足りた時間を

過ごしていたんだと、今ならよくわかります。


だから、そんな日々を今まさに送っているわんこさんと飼い主さんが

いらしたら、どうぞゆっくりのんびり、心ゆくまで堪能してほしいな

そう願う私なのです。






〈今日のおまけ〉
もうずっと前に亡くなったお父さんのお母さんが書いてくれた私です。