それぞれの気持ち

こんにちは、はなです。


たまには外からこんにちは。


何だかすっかり、お久しぶりですが、皆さんお変わりないでしょうか?


私は週末、無事お父さんといっしょに南の国から戻りましたよ。



お父さんがいないことが多いのにも、すっかり慣れている様子のemihanaは

可愛げがないと言うのか、頼もしいと言うのか・・・

まぁ、オバサンですから、そんなもんでしょうね。


でも、そんなオバサンにも、先週のある晩、ちょっと困ったことがあったそうです。


夜中の3時頃、「ぎゅ〜ん」と言う、か弱い音に目が覚めたemihana は

初め、自分のお腹が鳴ったのかと思ったそうでしたが・・・

耳を澄ましてみたところ、どうやらそれは犬の声のようで

さらに聞き耳を立てていると、「きゃんきゃん」と言う

怖がっているような、子犬っぽい鳴き声がはっきりと聞こえたのだとか。


そこでemihana が考えたのは、もし、庭先に子犬が迷い込んでいたら、どうしよう

そんな子を目にしてしまったら・・・とても放っては置けないじゃないか・・・

そしたらきっと、手放せなくなるじゃないか・・・いけない!

いけない、そんなことは困る!

頼むから、迷い込んだりしていませんように。

声が止みますように・・・そう願っていたそうです。


幸い、しばらくすると、自転車のような音がして、声も聞こえなくなったとか。

どうやら、犬連れの誰かが、通りかかっただけだったようで

すぐに、ほっとして寝たのだそうですが・・・


とにかく、emihana はワンコと暮らす気がないようです。

ずっとそうなのかどうか、それはわかりませんが

今の所、全くその気にはならないらしい。

「はなのことで完結したから、ワンコはもういい」そう言います。

いったい何が完結したのか、私にはよくわかりませんが

「後悔はいっぱいあるけど、自分の手で幕を引けたからそれでいい」

その一点張りです。


もちろん、犬のいる暮らしに制約が多いのは身に染みてわかっているでしょうし

まだ転勤の可能性だってあるし、現実的に飼わないでいる方が

何かと、自由で身軽なことは確かです。

第一、お父さんは普段、ほとんど家にいませんから

必然的にワンコの世話はすべてemihana 担当になるわけです。

面倒くさがりのemihana のことですから、そう思うのも当然だと思います。

だいたい、あの飽きっぽくて、いい加減な性格で、よく私のことを

16年8か月も面倒みられたものだと、そう思っているくらいですから。



閑話休題。たまには横顔をどうそ


一方、お父さんはと言えば、相変わらず時々、「はな〜」と、私の名前を呼んでます。

「戻っておいで〜」とか、そんなこともよく言います。

そして「犬が欲しいな〜・・・」と、弱々しく呟いては

「無理」とか「あり得ない」とemihana に即、却下されているのです。


お父さんはとにかく、温もりが恋しいんでしょうね。

触れていたいんです。お父さんにとって、犬は私で

私が恋しくて仕方がないから犬が欲しくなる・・・そんな感じでしょうか。

いつだって変わることなく、私のことをあんなに可愛がってくれていたので

無理もないと思います。

お父さんのその直球勝負な気持ちも、よくわかるのです。


どっちの気持ちも、わかるので、私は少し困ります。


私は元々、焼き餅やきではないので、新しい子が来て

それで、お父さんもemihana も喜ぶんだったら、全然、構いません。

だけど、新しい子を迎えることで、色々と悩んでほしくないなとも思います。


まぁ、こう言うことはご縁ですからね。

あれこれ考えてみても、なるようにしかならないもんです。


ご縁があったら・・・いつか、新しい子との出逢いもあるかもしれません。


今のところは、私があっちとこっちを行ったり来たりして

お守りをしてあげればいいと、そう思っているのです。


私はちゃんといますよ〜