おらの手

 

こんにちはだ。

 

 

おら、きく だす。

 

 

おとうに体さ拭いてもらってるだ。

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得意げな顔して〜、とか

 

おばばさ笑ってたけども

 

どこがだべ。

 

 

 

一方、おばばを見るおらの目は

 

何だか挑戦的だと言われただ。

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おらの暮らしはいつも通りだよ。

 

 

田植えも済んだ大帝国さ

 

ずんずん歩いて、走って跳んで

 

いろんなもんさ、見たり嗅いだり咥えたり

 

 

 

時々、新鮮な草さ、もしゃもしゃ食べるだ

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ここんところ、ずいぶんと蒸し暑くなって来たなぁ。

 

 

行きはヨイヨイ〜と歩いて行っても

 

帰り道となれば、おらの足もさすがに

 

止まりがちになっちまう。

 

 

そうすっと、おとうにせがむんだ。

 

抱っこ〜ってな。

 

おとうは優しいから、すぐに抱き上げてくれるって

 

そういう寸法だ。

 

 

な?

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ところがこのやり方さ、おばばには

 

いっこうに通用しないんだ。

 

いくら、おばばの靴さカプカプ齧ってやっても

 

コラーッて叱られるのが関の山でな。

 

全く意地悪おばばには、さすがのおらも

 

打つ手なし、ってわけだべさ。

 

 

 

だどもまぁ、一勝一敗。

 

 

おらには、おとうの手さあるかんな。

 

おとうの手はおらを抱っこしてくれる

 

大事な大事なおらの手だよ。

 

 

ほかの誰も抱っこしてはなんねぇんだ。

 

それが、おらが決めた決まりだ。

 

 

皆さん、覚えていてくださいだべ。

 

 

 

 

N I○E のロゴみたい、柔らかいおらの体!

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