トン?シューフー?さて、どっち〜

こんにちは。


しつこく居座るemihana です。



もう、まだですかぁ?


はいはい、言われなくても、あと少しで終わりにしますからね。

安心しててくださいな。



今回の滞在で楽しみにしていたこと、唯一お父さんに

これだけは頼むとリクエストしておいたことと言えば・・・


そうです。按摩です!


前回、悪天候の中、強行軍で疲弊しきったわが身を

たちまち至福の境地へと誘い、見事復活させてくれた按摩天使

その名も「11番さん」

ぜひもう一度、彼女に揉んでほしい!


けれど大変残念なことに、あいにく端午節のお休み中で

田舎に帰っているとの情報が事前に入っておりまして

正直、テンションが下がるのも致し方なく

それでもとりあえず、予約の時間に按摩店を訪ねたのです。


やがてやって来たお姉さん、やたら元気が良い。

はきはきにこにこ。ムスッとしてるよりはいいです。


「今日は11番の子はいないんですよ、すみません。

それじゃ、始めましょうね〜」

紙パンツに履き替え、うつ伏せに寝た両足から早速揉み始めましたが・・・


ん?・・・何か力強くないかい?


「痛吗?(トンマ)」(痛いですか?)

「ん・・・一点点(イーデンデン)」(少し痛いかな)

「OK、コレハ、イタイ?」(やや力を弱める)

「う〜ん、不痛・・・(ブートン)」(痛くないです・・・)

「舒服吗?(シューフーマ)」(気持ちいいですか?)

「・・・舒服(シューフー)(気持ちいいです)


会話にすれば、これだけのことなのです。

けれど、行間を読んでいただければ

「ひょっとしてemihana ったら、心底気持ちいいと

思っていないんじゃ・・・?」


賢明なる皆さま、ご明察。


特に下手だと言うことはないんですよ。

ただ上手かと言うと、大いに疑問が生ずる

ひと言で言えば、元気がよすぎるのです。繊細さがない。

もちろん前回の11番さんのゴッドハンドとは比べる余地もない。


期待していただけに、がっかり感も大きいわけで

舒服(ヘンシューフー)」(とても気持ちいいです)

とは言ってない。「」の一文字を付けてないところで

お姉さん本人にも気付いてほしいなぁと、思ったり。


と言うのも、中国語では、たとえば

「あなたはキレイですね」と褒めたいのなら

「你漂亮」ではなく「你漂亮」と言わないと

褒めた感が出ない、「很」の一文字が大事なのです。


「痛(トン)?」
「不痛(ブートン)」
「舒服(シューフー)?」
「舒服・・・ああ、痛いっ、痛一点点〜!」(トンイーデンデン!)


延々とそんなやり取りの続く90分がどうにか終わった頃、

ほっとしていたのはなぜでしょう?


「下次見〜!(シャーツージェン)」(また今度よろしく〜!)

どこまでも朗らかに去って行ったお姉さんを送り出し

まだ終わらないお父さんを待ちつつ、サービスのお茶を飲んで

ようやくほっと一息つく私でした。



お父さんは石でゴシゴシ擦る施術を受け、こんなことに〜



それから・・・前回のメインイベントだった「変身写真」が

出来上がっておりまして、それを受け取って来ました。



こんなに立派なアルバム!


中の画像に関してはそれほど修正を加えた後もないような

でもまぁ、本人じゃないと言っていいほど顔を作ってますからね〜。

こんなもんだと思います。










せめて、もう10年若く撮っておけばなぁ〜・・・

それが感想です。




アルバムの後半には、初日の観光の際のお父さんとの写真が並んでいて

Yさんが連れて来たS嬢が観光中の写真をたくさん撮ってくださった理由が

判明しました。



これはこれで大変いい記念になったのですが・・・


そんな写真を眺めていたお父さんが

「しかし・・・年とったなぁ、俺も」

口にしたその呟きを耳にして、思わず声を出しましたよ。

「そうそう、まさに、それ!」


別に自分がキレイだともイケてるとも思っているわけじゃありませんが

もうちょっと若いはず・・・と、自然と脳内補正をかけてるんですね〜。

人間って・・・やっぱり、図々しい!


まったく、いやになりますよ。

でも、こんな貴重な体験をさせていただけて、感謝感謝です。

お世話になったYさん、Sさんはじめ、皆さん、ありがとうございました。



だらだらと続けて来た上海滞在記も、今日でおしまい。

次回からはまた、はなが登場する予定です。



どうぞよろしくお願いします〜





おまけ:窓を開けるとすぐにアラームが点灯する空気清浄機(日本製)