emihana 上海に立つ その1

こんにちは。 emihana です。



※ 画像は本文と関係ありません



え〜、いつもなら、はなが登場してご挨拶となるところですが

今日からしばらくは不肖emihana が代わって上海滞在記をお届したいと

考えております。

(苦情は一切受け付けません)



さて、前回はなが予告してくれたように、先週末からの5日間

私はお父さんの赴任先である上海を訪れました。


そもそも広州と周辺の地域を除いては初めての中国上陸になります。

中国に住んでいても、老犬を抱えている身では泊りがけでの旅行は
できなかったからです。



それはさておき、午後2時ちょうどに成田を飛び立った飛行機は

順調に飛行を続け、隣の席の日本人奥様と話をしたり

ご飯を食べたりしているうちに、もう着陸態勢に。


近い!

近すぎて、得意の妄想タイムを楽しむ暇もなし。

(※ 妄想タイム=コックピット内の機長を勝手に想像してうっとりする暇つぶし。
その日の気分によって、堤真一バージョンや真田広之バージョンなどがある)


成田と上海・浦東空港間はわずか2時間半のフライトなので

海外に着いたと言う感覚はあまりないですね。


気温は成田よりやや暖かく、うす曇り。

空気はまぁ・・・良くはない。でも、想像したほど悪くもない。


一路高速をひた走り、1時間ほどでお父さんの住むマンションへ

一息つく暇もなく、すでに夜のとばりの落ちた街中へと

繰り出したのでした。


初日の夜の食事は・・・なぜか、北の○軍さまの国の経営するレストラン。

平壌なんちゃら」

お父さん宅からも歩いて行ける繁華街にいたって普通にあるのですが

外貨獲得のために開かれているその店は、原則「店内撮影禁止」

ま、いろいろとウルサイわけです。ほら、あの国のことだから。


でもって・・・


これが店内の様子だ!




お姉さま方はみなさん民族衣装に身を包んでおります。



食事は「一一般般・イーイーバンバン」(ごく普通)の朝鮮料理でしたし

お姉さま方の給仕は中国式よりかなり丁寧で、感じ良し。


ただし、それほど広くはない店内の中央には小さな舞台が設えられていて

突然、ほんとに唐突に演奏が始まるのです。


例によって民族衣装姿の若い女性たちが静々と登場したかと思うと

何やら軽快な曲を奏で始め、やや甲高い声で歌いだします。


伴奏の編成はキーボード、エレキベース、ドラム、そしてアコーディオン

なんとな〜く楽器がみんな古ぼけてオールドスタイル。

ボーカルユニットは3人。(と言うか、4人) 歌はうまいです。

お辞儀がとっても特徴的。言い表すのは難しいのですが

すごく鷹揚でだけどなぜか面白味を醸し出さずにはおかない

そんな不思議なお辞儀でした。


そしてとにかく常に誰か一人が舞台からはけて行っては

違う一人と入れ替わり、曲がチェンジする際、また衣装を変えて登場する。

それを延々繰り返します。


曲目はどうやら「中国共○党」関係の士気を鼓舞するような

有名な曲らしく、日本人にはみんな同じに聞こえます。


最後にはバイオリンの曲弾きのお姉さんが登場しかなり高度な演奏を

聞かせてくれました。


全体として、パフォーマンスのクオリティは決して低くない。

15分くらいのショーでしたが、なかなか楽しめました。


ただ・・・心から楽しめたかと問われたら、う〜んと考え込んでしまうのは

やっぱり複雑な国際問題とか、あるいは3年交代でやって来ると言う

お姉さんたちの故国での暮らし向きとか、そんなもろもろのことが

頭の隅をよぎるせいかもしれません。



テーブルで会計を済ませると、お姉さんがやって来て

「感想を書いてください」と紙を差し出されました。

なんだか断りづらい雰囲気で、日本語で当たり障りのないほめ言葉を書き

案内してくださった中国人のY氏に翻訳してもらいました。


ほかのお客さんにも書いてもらっているようでしたが

それが彼女たちの評価に繋がって、本国へ送られるのか・・・

などと思ったのは深読みだったでしょうか?



記念写真はなぜかOKで、わざわざ舞台上まで連れて行かれ

ほかのお客さんたちの注目の中でパチリ。



夜風に吹かれつつきらびやかなネオンの照らす道をを辿りながら

なんだか不思議なお店だったなぁ、どうして上海で将○さまなのかなぁ

と一人呟くemihana でした。



さて、次回の予告をちょっぴりだけ〜





ではまた次回をお楽しみに