よろよろ、よろし!

お暑うございます。 はなです。



風通しの良い日影でお昼寝。



もしくは、だら〜っとへそ天で爆睡。



こんなに暑くちゃ、仕方がありません。



こんなに暑い時には、わんこでよかった〜!って

つくづくほっとするのです。



さて、私とお父さんは先週末から、夏休みで日本に帰国中です。

だけど日本の夏って、こんなに暑かったっけ?

亜熱帯広州と変わらないじゃん!

なんて、暑さのことばっかり言っていても、皆さんに

「そんなこといちいち言わなくたって、わかってる!」

と、げんなりされてしまいますね。ごめんなさい。


そうそう、昨日お父さんと私がガレージのところにいたら

ご近所の奥さんが話しかけて来たんです。

何でも、そのお宅の15歳になるわんこさんが

最近、ひんひん夜鳴きしたり、徘徊したりするようになって来て

これはもしかして、痴呆と言うやつじゃないか

それで老犬を飼っていた我が家のお父さんに聞いてみた

そう言うことだったのですが・・・


もちろんお父さんは

「そうです。それは間違いなく痴呆ですね。うちも家内が2年間くらい

リビングで一緒に寝て介護したんですよ」

胸を張って答えていました。



その時、実は私もすぐ側で、「私に気付いて〜」って

念じていたんですけど

残念ながら、その方に私の姿は見えないようでした。

私が何を言いたかったのかと言うと、それは

よろよろだって、ぼけぼけだって、その子はその子

何も変わりませんからね〜って、ことだったんです。



例えば、何かに寄りかからなくちゃいられなくなったら


寄りかかればいいんだし


目が覚めたら、起きだして


もしもし何か美味しいものがありますか〜?って


聞いてみたりもしますよ。


よろよろだって、ぼけぼけだって、やってることは

元気だった頃と大して変わらないはずなんですから。

ただちょっと夜うるさくしたり、うろうろしちゃって

おトイレをしくじったり、踏み踏み祭りを開催して

迷惑をかけることもありますけど

それだって、何十年も続くわけじゃないんです。

人間の命よりもずっと短い私たちの命が

あちらの世界に移って行くまでの間だけのことなんです。


もちろん、眠くてたまらなくて頭に来たり

いらいらしたりもするでしょう。しょうがないです。

怒っちゃったり、ちょっと邪険にしちゃったり

そんなこともありますよ。神様じゃないんですからね。


だけど私たちはそんなのあんまり気にしません。


ただ、こうやって側にいたら、ひとこと言葉をかけてくれて


あたまのひとつも撫でてもらえば


それで十分、私たちにはわかりますから。

ああ、ちゃんと思ってくれているなぁって。

それだけで大丈夫です。いつも言っているように

わんこの心は海よりも広い!


ヘタレ飼い主代表のどっかの誰かさんも

「今思い返すと、はなを看ていたあの頃って、かなり幸せだった気がする」

そんなことを呟いていますよ。



よろよろだって、よろし!

この世で起こることは、悪いことばかりじゃないようです。

だから、たいていのことは、たぶん大丈夫なんだと思います。



暑気払いに湖南料理はいかが?パンチきいてますっ!