お茶つながりで・・・

こんにちは。 はなです。





あ〜あ、また爆睡中の写真をアップされてしまいました。

私だって何も寝てばかりいたわけではないのに

emihana のイケズ魂を感じますよね。


まぁ、そんなことはいいんですけど、確か前回から

広州の市場の話をするとか言っていたくせに

今回は「ちょっとお茶つながりで、お茶の話ね」

だそうです。イケズな上に気まぐれなんて、やれやれです。



お茶はお茶でも「凉茶」の話だそうですよ。

「凉茶」(リャンチャー)と言う、主に広州など南方で飲まれている

漢方の飲み物のことです。


凉茶は「中薬」(漢方)の薬草を煮出した汁のことで

本来お茶ではなく冷たいとも限らないらしいのですが

体を冷やす・・・と言うか湿気を取り去る・・・

たぶんそんな意味合いで「凉茶」と呼ばれるとか。


とにかく中国人は「上火」(シャンフォア)を嫌います。

「上火」とは「体に熱=湿気がこもった状態」を指すようで

頭が重いと言っても「上火」だ、歯が痛いと言っても「上火」だ

とにかく「体から熱を取り去れ」と言われるのだと

emihana も驚いていましたよ。

だけど、熱を取り去れと言うのに、氷の入ったような冷たい飲み物を

あまり好まないで「日本人は冷たいものを飲み過ぎる」と

呆れるんだとか・・・常温がいいってことでしょうか?


そんなわけで「上火」嫌い「凉茶」好きの広州人の歩く街角には

じゃじゃ〜ん! 涼茶スタンド」があるのです。


大きな薬缶に入った凉茶をコップ一杯2〜3元(30〜40円くらい)で

売ってくれます。

凉茶にも色々種類があるようですが、甘いの(砂糖入り)と苦いのとが

あるのだとか。

emihana いわく、「甘いのは甘過ぎて飲めないし、苦いのは苦すぎて

とても飲めない」・・・とのことです。


そして、中国国内で一番売れている缶入り飲料は、何を隠そう

凉茶なんですよ。


中国飲料の絶対王者王老吉」(ワンラオジー

中国人なら知らない人などいないこの赤い缶。



本当にみんなよく飲んでますよ。

味はどんなかと言えば

「クセのある漢方のど飴を水に溶かしたみたいな味」

だそうです・・・ご想像ください。


「薬草臭い上に、こんな甘ったるいもの、飲めたもんじゃない」とは

あくまでもemihana の個人的感想です。


「怕上火喝王老吉」(上火がいやなら王老吉を飲め!)

これは王老吉のキャッチコピーで、それこそ誰でも知っていて

日本ならさしずめ「亀屋万○堂のナ○ナはお菓子のホームラン王です」

的な・・・(ご存知ない方はご存知ないままでも構いません)

そんな超有名フレーズなんですって!


ちなみに王老吉の成分は

水、白砂糖、仙草、鶏蛋花、布渣葉、菊花、金銀花、夏枯草、甘草

だそうです。何となく効きそうな気がしなくもない・・・

ような気がしなくもない・・・?



でも、emihana はこう「じめじめ〜じとじと〜」の気候が続くと

凉茶でも飲みたくなる、とか言っていますよ。

あったらあったで、飲まないくせに・・・と思ったりもしますが

口には出しません。私は平和を愛する柴女子ですからね。



へそ天で世界平和を目指します。




今日のおまけ:広州市内某高級ホテルのお茶のメニュー


オシャレなすだれ方式。


ジャスミン茶を頼みました。