引き続き emihana です。
相変わらず、降って止んでまた降ってを繰り返す
残念な空模様ではありましたが
ずいぶん雨が続いたおかげか、空気の方はいつもより
だいぶマシになったらしく・・・
お父さんの部屋のベランダからも、あの浦東ののっぽビルが見えました!
上の写真の真ん中辺りの高いビル・・・それが
上海で一番高いこのビルなのです。(上海環球金融中心)
慢性的な空の汚れのせいで、いつもは決して拝めないそうです。
せっかくだから近場だけでも歩いて回ろうかと
門を出てから、いつもとは反対側に向かって足を向けてみました。
そこは表通りよりだいぶカジュアルな雰囲気で
たこ焼き屋さんの屋台までありました。
どこも一応繁盛しているようですが、やっぱりお客さんは
現地の人中心なのでしょうか。
ちなみに、これは前日に飛び込みで入った日本食屋さんで
例によって、食べきれないほどの料理が出て来ますが
これは「食べきる=足りない=不満足」の大陸的思考によるもので
日本式「食べきる=ちょうど良い=満足」の島国的思考とは
相対を成すものだと、いつかどこかで読んだような気がしくもないような
味の方は「特に旨からず不味からず」でしたが
たとえば同じ大陸のほかの都市で出される日本食よりは
きっとイケてるに違いないと思うくらいのレベルと言えるでしょう。
さて、そんな食べ物屋さんストリートをそぞろ歩いていると
一軒のお蕎麦屋さんを発見!
悪くないじゃありませんか。ね?
中の様子を窺えないので、しばらく外でああだこうだと
値踏みしていた私たちでしたが、入ってみないことには
お話しにならないと、店内に突入(大げさ)
お店の中は案外狭く、カウンターとテーブル席がいくつか
先客はすべて地元の皆さんのようですが・・・
あら?・・・煩くない。
みんなひそひそ話、やればできるじゃん。
そっと見回しても、無理に日本のアニメのキャラを飾るとか
そう言う「ナンチャッテ感」が薄く、日本の観光地なんかにある
ちょっとおしゃれなお蕎麦屋さん、と言ったムードです。
メニューのお蕎麦はすべて「セット」で必ず何かが付いて来る
これはもう仕方ないので、私は「せいろ+ミニかき揚げ丼」をオーダー。
待つことしばし・・・
やって来ましたよ。
見た目にはいかにも美味しそう。
さて・・・と、一口お蕎麦を啜って
「あら・・・美味しいじゃないの!」
お父さんも「美味しい」と呟いています。
そうです。ここのお蕎麦、普通に美味しかったんです。
日本で出て来ても、感激はしないけど、がっかりもしない
ごく普通のお蕎麦屋さんのお蕎麦の味です。
これって、ここではかなりすごいことだと思います。
欲を言えば、僅かに硬すぎかな?
できればあと30秒ほど茹でてほしいかも・・・と言うくらいのもので
ツユも市販のめんつゆ的な甘ったるい味ではなく
こっちもお蕎麦屋さんで出て来る少し辛めのキリっとしたツユ。
決して一人で外食はしない派(単身赴任丸出しでイヤだとか)の
お父さんですが、「ここなら一人で来てみてもいいかな」と
話していましたから、相当お気に入りの様子です。
表通りのお店と違って、知ってる人に遭遇する心配も
少なそうですし。
そんなわけで、いつもと逆に進んでみたら
思わぬお店を見付けちゃった、それだけの中身で
ブログ一回分をまかなうと言うやり方に
どこかの誰かさんが「せこい!私のブログでいつまで好き放題・・・」
とかわめいていますが、知らん顔して、次回へ続きます。