うれしい出来事・パート2

こんにちは。 はなです。




emihana のパパさん&ママさんと一緒に登場です。

どうしてなのかと言うと、今日はママさんのことで

うれしい出来事があったからです。


広州でのママさんと私。



もうだいぶ前に書きましたが、ママさんは今、闘病中です。

病気と言っても、認知症の一種でいろんなことがわからなくなったり

できなくなったりしてしまい、今年の4月から、ある施設に入っています。


以前入院していた頃は、24時間点滴、カテーテルのお世話になっていましたが

今の施設では、手厚く看ていただいているので

何とか点滴なし口からの栄養だけ、カテーテルもなし

ノー管ライフを更新中だったのです。


とは言っても、固形物は一切NG、飲み込むスピードも遅いので

プリンやゼリーのような形状の高栄養食品各種やプリンや水ようかんや

ごま豆腐や澄まし汁や、そんなものを取り交ぜて食べさせてもらい

一日に摂れる栄養は最大900kcalくらいがせいぜい。

当然体重は減り続け、一時は20kg台に突入してしまったくらい。

それでもめちゃくちゃながらも会話もできたし、本来の茶目っ気は残っていて

この人本当にボケてるのか?と思うくらい絶妙な言葉が返って来ることもあって

看護師さんや介護スタッフさんたちからも

「ママさん、面白いね〜」「すごいところを突いてくるね〜」

などと、大いに受けていたみたいなんですよ。


ママさんからおやつをもらっています。



とにかく低め安定と言うのか、それなりに小康状態を保っていたため

emihana も週に3、4回数時間通って、一緒に過ごしていたようですが

数日前、急に病院からの緊急連絡が入って、事態は一変。


何でもバイタルチェックの項目の中に、血中酸素濃度と言うのがあって

それがよろしくない数値を記録してしまったとのこと。

その結果、意識も反応も薄くなってしまったらしく

脱水の可能性が高いため、駆けつけてくださったドクターの指示で

点滴をして様子を見ましょうということになったのでした。


おかげさまで2度の点滴の甲斐あって、だいぶ元気を取り戻したママさん

とにかく少しでも多く食べて飲んでもらいましょうと

emihana も毎日通って、3度の食事の介助をお手伝いし始めました。


そう言うと聞こえはいいんですけど、皆さん、どうぞ思い出してくださいな。

シニアになった私にだって、やれ「ぼけぼけ〜」だの

「よろよろ〜」だの言って、時にはぞんざいな扱いをすることのあった

あの emihana のことです。

ママさんにだって、叱咤激励と言えば聞こえはいいですが

相当しつこく粘って、やれ「あと一口〜」だの

「これで最後〜」だの言って、これでもかこれでもかと

口を開けさせるのは言うまでもありません。

だから、そばで見ている私は思わず「ママさん、頑張って〜」

手に汗握って応援せずにはいられません。


さて、そんな中、今日は1週間ぶりの体重測定。

emihana としては、まぁ、状態が状態だから、減っていなければ御の字

そう考えていたようですが、な、な〜んと!

ママさんの体重、2キロも増えていたんですって!

30kgくらいの人の2kgですからね〜!

ママさん、本当によく頑張ってくれましたよ。

すごいな〜、時々、もういや、と口をつぐんだりしていますが

それでもしつこく食い下がる、自称鬼っ娘、emihana の猛攻に根負けして

何度も口を開けさせられていましたもん。お疲れさまです!

そしてもちろん、毎日お世話に当たってくださっている

看護師さんやスタッフさんたちのおかげ様でもありますよ。

皆さん、本当にありがとうございます。


感激した私がふとemihana の方を見ると

「やる気が出た〜、明日からもっと、頑張ってもらうから」

不敵な笑みを浮かべるのを見て、半分呆れ半分感心した私だったのです。



ママさん、このままゆっくり〜