こんにちは。emihana です。
はなの使っていたものは、フードを獣医さんに寄付した以外
まだそのまま置いてあります。
捨てられないと言うよりも、あるのが当たり前と言うか・・・
もう捨てなくちゃとか、絶対に捨てたくないとか
そんなことを考えずに来たのです。
でも、キッチンの片付けをしていて、さすがに飲んでいた薬はいいだろうと
捨てようとしていたら、小さな袋を見て手が止まりました。
はなが最後に飲んだ薬です。
最後の日の朝一番で、私がもらって来た薬の袋には
4包の薬が残っていました。
5包出していただいた薬を1袋飲ませただけで
その数時間後に旅立って行ったんだと、思い出しながら
小さな袋に書いてある、5月29日の日付を見た時
何だか急に、すごく寂しくなりました。
お父さんとは違って、自分でも、冷たいなと思うくらい
日々、淡々と暮らしている私なんですけど。
でも、号泣してませんよ。ほんの一瞬だけ、不意を突かれたように
寂しかったのです。
「何だ、わぁわぁ泣き出すかと思ったのに、やっぱり可愛くないな」
はなはそう言っているかもしれませんね。
その翌日、お父さんが失くしてしまった例のブツが出て来ました。
中国に渡る日に成田の検疫で輸送箱に着けられたタグ。
4年間、大切に取って置いて、中国から帰る日に
お守りとして、私が財布に入れて来たタグを
自分が持っていると、お父さんがどこかにしまったきり
行方知れずにしてしまった・・・あれです。
私にいくら激怒されても、やっちゃったもんはしょうがないと
今さら探すつもりもなかったらしいお父さんが
財布を新しくして中身を入れ替える際、カード類でぱんぱんに膨らんだ
古い財布の奥に発見したのです。
新しい財布をとっくの昔に買っておいたのに面倒くさがって
ほっぽりぱなしにしていたことにキレた私 が
「今、替えてちょうだい！」と迫った挙句
しぶしぶ入れ替え作業をしていた時のことでした。
「あった〜！」小躍りせんばかりに喜ぶお父さんに
「私のおかげじゃないの。私が財布を替えろって言わなかったら・・・」
と言いかけて、何となく、ああ、はなの仕業かな？
そんなことを思った私は、柄にもなくちょっと
センチメンタル過ぎですね。
あ、無事に見つかったタグは私の財布の中にしっかり戻しましたので
もう安心です・・・たぶん。
世話が焼ける二人です。やれやれ・・・
