すべては被災された方たちのために (追記あり)

すべての引き金になった、あの地震から48時間が経ちました。

時間の経過とともに、私たちの目の前には

見たこともない惨状が、絶えることなく映し続けられ

私たちの国が、今まで経験したことのない

もっとも困難な事態に直面していることが

はっきりとしてきました。

多くの方たちが尊い命を奪われ、街や集落が丸ごと流され


今、この瞬間にも、多くの方たちが孤立し、助けを求めておられ

また、ライフラインを絶たれた過酷な環境のもとで

避難生活を余儀なくされておられる方も31万人余りに昇ります。

まだまだ大きな余震がたびたび起こり、情報も限られる中

どれほどの不安や疲労と闘っていらっしゃることでしょうか。

ご家族の安否が不明な方も、どれほどいらっしゃるでしょうか。


日本の地から、遠く離れた私たちも、地震発生以来

ずっとテレビやネットに釘付けになって、ただただ

今の自分たちに何もできないもどかしさ、苛立ちをかみしめるばかりです。

こちらの日本人もみな、涙を流しています。

胸が痛くて、苦しくてなりません。

送別会も会食も、イベントもすべて中止して

被害にあわれた方、被災された方たちのために、祈っていますが

それくらいしかできないのが、本当に心苦しくてなりません。

みんな、今の自分にできることを考えはじめています。


直接被害に会われていない地域の方たちも

色々ご不便がおありのことと思いますが

食料も、燃料も、水も、電気も、ガスも

みんなが少しずつでも、我慢しましょう。

そうすれば、必ず、被災者の方たちの助けになります。

みんなが少しずつでも、欲を出せば

きっと、被災者の方の足を引っ張ることになるでしょう。


中国では、このような被害にあわれながら

それでも礼節も忘れず、秩序を保つ被災者の方たちの姿に

驚嘆の声が上がっています。

でも、そうした方々にのしかかる、ストレスや疲労の蓄積を考えると

よけいにつらくなります。

極限状態の被災者の方たちのために、そして

命を懸けて、懸命な救助活動を行われている皆さんのために

私たち一人ひとりが、自分にできることを

しっかりと続けましょう。


ふたたび、被害を受けた地域に、街の灯りや人々の笑顔が戻るまで

すべては、被災された方たちのために。<以下追記>

昨夜、東電による計画停電の実施が発表されて以降、情報の混乱、錯綜もあり

結局、今日の午前中の停電に関しては行われないとのことです。

首都圏の通勤の足は大幅に乱れており、今後もいったい何が起こるのか

すべてを予測するのは、不可能な状況です。

そんな中、通勤、通学される皆さん、本当にご苦労様です。

また、小さなお子さんをお持ちの方や、妊婦さん、ご病気の方など

皆さん、どれほど不安を抱えていらっしゃることでしょう。

どうか、必要な情報がきちんと届き、大きな混乱がおきませんように。


自分が安全で通常の生活ができるところに身を置きながら

不安を抱え、不便な思いをしていらっしゃる皆さんに

上のような記事を書いたことを、心苦しく思っています。


※aokunさんのご無事が確認されました!
家の中などは、めちゃくちゃだそうですが
ご無事でさえいらっしゃれば・・・
本当に良かったです!


※被災地のペットレスキューの記事が載っている「ぐらんわん」です。
 (転載自由だそうです。らんママさん情報)
 皆さん、ぜひご一読ください。↓
http://ameblo.jp/grandwan/entry-10829449814.html