はなは大丈夫です

昨日の夕方の散歩で発作を起こしたはなは、

その際、体が右側へ右側へと傾いて行ってしまい

すかさず目を見ると、両方の目玉がすばやく右、左と振れ続けていました。

斜行と眼振

前庭疾患!

そんな言葉が頭に浮かび、サッと血の気が引く思いでしたが

失禁してしばらく座り込んだ後、自分で立ち上がり

スタスタとふらつくことなくまっすぐに数歩歩いて

すぐにうんPをしました。

抱っこで撤収して、ご飯をやって良いものかと、迷っていると

小走りで、フードの置き場ヘ行き、何もないのに気づいて

「アウ〜っ!」催促します。

療法食は残したものの、手作りの雑炊はガツガツと食べきりました。

注意して観察してみましたが、もう眼振もふらつきもないようです。


でも、今まで発作は何度か起こしましたが、眼振が出たのは初めてなので

病院へ電話しましたが、あいにく先生は緊急手術で診察ができないとのことで

診察には今日朝一番で連れて行くことにしました。


何かあったら、いつでもホットラインに電話するように言われたのですが

その後様子を見ていても、特にいつもと変わったこともなく・・・


私がうっかりテーブルに置きっぱなしにしたオカキをクンクン・・・

もしもし・・・

なんにもしてませ〜ん


結局、発作を起こすこともなく夜は明けて・・・

9時の診察開始前に病院に着きましたが、待合室にはもう3組待っています。

その後も何組も患者さんがやって来て

狭い待合室は、人いきれと犬いきれでけっこうムンムン。

はなは最初は落ち着いていましたが、暑かったらしく

徐々にハァハァ言い始めます。

30分近く待ったところで、落ち着きがなくなってたので

ドアの外に避難しました。

その後も、ソワソワしてきたはなをなだめつつ待つこと15分ほどで

ようやく順番が来ました。


今までの経過を説明した後、体重と体温を測ってから

心音を聞いてもらいました。

また、耳の中、目の動きを見てもらい、足の反射も調べてもらいました。
(耳も目も足も異常なし)


その上で、先生のおっしゃるには

・中国にいた頃に何度かあった発作に関しては、運動時、興奮時に起きていることから
 心臓から来ている物であったと思われる。

・今週から始まった発作については、いくつかの可能性がある。

眼振、斜行があることから、老年性の前庭炎が疑われるが、一般的にこの場合
 症状は1〜2週間継続する。また、めまいのため、食欲もなくなるのが普通。
 はなの場合には、発作が数十秒間と短く、その後症状は治まっているので
 これには当てはまらない可能性が高いのではないか。

②脳の中に原因となる疾患があることも考えられるが
 とにかく、MRIなどで精密検査をしなくては、わからない。

③寝ている間に、突然不整脈が出て、虚血性の発作が起こることもある。
 ただ、今は脈は正常である。
 24時間心電図を図らないと、不整脈が出ているのかどうかはわからない。

④中耳炎など、耳の疾患で斜行することもあるが、肉眼で着た限りは兆候はない。
 ただ、これもレントゲン検査をしないと、はっきりとはわからない。

いずれにしても、確定診断を下すには検査が必要だが

今のはなの状態では、自分は怖いと思う。

経験的に言って、老犬は下手にいじったために、大事を招くことがままあるので。


従って、かなり消極的な治療方針ではあるが、現状のままの投薬をして

なるべく負荷をかけないようにして、様子を見ると言う選択肢を取ったらどうか

とのことでした。


もちろん、とにかく発作そのものが心臓に負担をかけてしまうのは事実なので

このまま発作が続くようなら、まず心電図の検査をする必要があるそうですし

少しでも気になることがあったら、すぐに連絡するようにと言われました。


結果的には、今までと何も変わらないのですが

やはり、連れて行ってよかったと思います。

今のはなの体にどんなことが起きている可能性があるのかを

具体的に知ることができましたし、先生のはなの状態に対するスタンスを

お聞きすることができました。

こちらの先生が信頼できるのは、わからないことはわからないと

正直におっしゃてくださることと、その上で

ご自分の治療方針を説明し、私たちの意思を確認してから

決定してくださることです。


病院行きで、はなには負担がかかってしまったようで申し訳なかったけど


ホントに行く必要あった?

ごめんね、お疲れさま。


とにかく、無理せず、ゆっくりよ〜。