山陰へGO! その4


こんにちは。 まだまだ私、emihanaです。


松江城を出たところで、出雲発祥ぜんざいに舌鼓をポンと打った

そこまではお話ししました。


ここで、お父さんから超意外な申し出。

お城の堀川を巡る屋形船に乗ろうかと言うのです。

島育ちのくせに筋金入りの船嫌いですから、これにはびっくりしましたが

そこは速攻乗っかって、ついでに船にも乗っかるべーと

さっさとチケットを買い求めたのは言うまでもありません。



これですね。



10人乗りくらいでしょうか、かなり天井が低い感じがします。



お堀の周りにはたくさんの橋がかかっていて



船は静かにその下をくぐって進みます。

特に低いいくつかの橋の下では、ばね式の屋根がぐーっと縮み

私たちもほとんど寝転んで通り過ぎるシステム。



お堀の水は川で宍道湖と繋がり、海水も混じっていて

スズキなんかも棲んでいるんですって。



魚がいれば鳥もいます。鴨や詐欺、じゃない鷺たちが羽を休める姿も。




長閑な城下町をどこか控えめなエンジン音を響かせつつ参ります。
(船頭さんのアナウンス付き)




武家屋敷辺りは時代劇にもよく登場する景観だとか。




さらに、民家の裏手を通って、しばらく進むと




やがて、かつて商家が軒を連ねた界隈や




こちらは明治の御代に建てられたか旧日銀が堂々と現れます。




こうしてぐるりと回ってみれば、堀川が城下の人々の暮らしに

寄り添うように流れ続けて来たことがよくわかりますね。


実際、戦前まではこの水で野菜を洗ったり、洗濯をしたり

生活用水としても使えるほど綺麗な水だったそうです。


水のある景色はなんだかとても和みますね。




堀川から臨む松江城




ちなみに、堀川巡りのこの屋形船は何週しても同一料金

何箇所かある船着場で自由に降りることもできますから

松江城下の散策にも便利。


ただ、船の中は風が通り、かなり身体が冷えるので

夏でも羽織りものは要ると思います。



お城があって、お堀が巡り、街があって人々の営みがある。

日本の地方都市はたいていそうなのですが

これって、じつはとてもユニークで素晴らしいことじゃないでしょうか。

世界中どこを見回したって、こんなにごく普通に城下町があって

いまだに街として機能している国なんか、ないですものね(emihana調べ)



お城と水のある街、いいなぁ〜とホテルに戻り車を置いた我々2名。


さて、果たしてどこで夕飯を食べたのでしょうか?


ヒント1 とにかくたくさん歩いて疲れていた。

ヒント2 お父さんは生物苦手。

ヒント3 ホテルの隣にファミレスがあった。



かなり険悪な空気包まれつつ頂いた鶏肉の唐揚げと根菜の黒酢がけは
それでもやっぱりアベレージ70点のお味をキープしていたのでした。




そんなこんなで、たぶん次回完結予定〜です。



あと少しです!