こんにちは。はなです。
私は元気いっぱいです。
本当は、もっと若い頃のピンピンした姿で飛び回っているんですけど
たぶん、ヨロヨロ〜の私にお馴染みの皆さんが
あんまりビックリされてもいけないかと、このくらいの姿で登場してみました。
emihana から私の最期の様子をご報告するのは、もう少し後になりそうです。
記憶をしっかり整理して、間違いのないようにお伝えしたいなどと
珍しくきちんとしようと考えているらしいのです。
まぁ、その方が私だって良いに決まってます。
いつもみたいに、あやふやな記憶でいい加減なことを書かれるのは
やっぱり、うれしくはないです。
だって、私のそちらの世界での最後の記録になるんですからね。
そんなわけで、今日は私がこちらにお引越ししてきた日に
emihana とお父さんにイタズラしちゃったお話をこっそりお教えしちゃいます。
あの日の夜、私の旅立ちの様子を撮った画像をカメラからパソコンに取り込んで
その後で、全く別の作業をしていたemihana は大きな声を上げました。
「何これ！・・・ちょっと、見て！」
側にいたお父さんが寄って来て、ディスプレーを覗き込むと
デスクトップの壁紙にこんな画像があったのです。
「何の設定もしてないのに、壁紙が勝手に変わってる！」
大興奮して、お父さんに説明しています。
そして、設定画面に進んで行って、色々チェックしていたemihana は
さらに、心底驚いて呟きました。
「前の壁紙もなくなっちゃってる！どこにもない・・・」
ちなみに、その前の壁紙は、こんな感じのもので
大きさだって全然違うし、そもそも、その画像自体がパソコン内から
きれいさっぱり消えてしまっていたのです。
壁紙なんてものは、いくつかの操作を経て、意図的に変えない限り
勝手に変わったりはしないはずですよね。
（emihanaはスライド・ショーの設定にもしていませんよ）
それが、まるで誰かが設定し直したかのように
私の「花のベッド」の画像に変わってしまっていたんです。
しかもご丁寧に、元の壁紙は勝手に削除されてしまっていて・・・
「はなだ・・・はながイタズラしたのに決まってる！」
ピンポン〜。大正解です。
私がやったんです。
「私は無事に旅立って、こうしてちゃんと側に来たよ」
そう教えてあげたかったからです。
少しでも、安心させないといけないかなって、そう思ったんです。
ああ、我ながら、何て健気な良い子なんでしょう。
えへん！
「さっき、お寺から帰る車の中で、はながイタズラっ子だったかどうか
話したでしょ？・・・あれを聞いてたんだと思う」
「うん、きっと、そうだ。それで、イタズラしたんだ。自分だってわかるように」
emihanaもお父さんも、オカルトとかそう言う類のことには、懐疑的な人間です。
そんな二人でも、さすがにわかったようです。
私たちには、こんなことができちゃうって。
あ、それから皆さんにご報告がまだあって・・・
広州でずっと可愛がってくださっていたemihana のお友達からメールがあって
旅立ちの途中で、私がその方の所にちゃんとご挨拶に行ったと
書いてあったそうです。
もちろんその時点で、その方は私が旅立ったことをご存じなかったんですよ。
emihana からのご報告メールを読まれて、ああ、はなちゃん寄ってくれたんだと
気付いてくださったそうです。
もう何年もお会いしていなかったのですが、私は優しいその方が大好きだったんです。
皆さん、私はあの日、いつも見守って下さった方たちの所に
ひょいひょいと飛んで行って、お声をかけていたんです。
「たくさん可愛がってくださってありがとうございました！」
「いつも応援、ありがとうございました！」
「私はもう元気いっぱいですよ。それでは行って参ります！」
emihana はそんな不思議な出来事を通じて、ああ、はなは、ちゃんといるんだ。
そう確信したようです。
ですから、大丈夫だと言っています。
お父さんも、時々涙ぐんだりしていますが、思ったよりも何とかなってます。
少なくとも、昨日もぐうぐう昼寝してましたし、食欲も落ちるどころか
いつも通り全開で、emihana にあきれられているくらいです。
ですからどうぞ、二人のことはご心配なく。
そんなこんなで、私はあっちこっちを忙しく飛び回っています。
お父さんは、毎日、色んな美味しいものをお供えしてくれて
今はもう味の付いた焼き鳥だって、お菓子だって、食べ放題です。
本当に自由に元気に楽しくやっていますよ。
ご安心くださいね。
また何かお話したい時には、すぐに飛んできますから
お付き合いください。
今日もニコニコで〜。
