こんにちはだ。
おら、きく だす。
体中で、風を受けるおらだ。
おらの田んぼにも、水さ入って
だいたい田植えも済んだだよ。
そうすっと、待ってました、と
いろんな生き物さ元気に動き出すかんな。
鴨さんもどこからか現れて、田んぼさすーいすい。
水の中には、ちっせーおたまじゃくしたちさ
たーくさん、泳ぎ回ってるし
でっけー鷺どんだって、空から飛んで来るだ。
だからおらもますます張り切って
おらの田んぼさ、毎日見回りだべさー。
それからもちろん、おらの宿敵との
タイマン勝負も欠かせねーぞい！
明日も雨さ、降るなよー
こんにちは。
お久しぶりの、はなです。
ずいぶんとヨレヨレの私です。
ヨレヨレではありますけど
こちらに引っ越す少し前の姿なので
まぁ、こんなものでしょう。
16年8か月のそちらでの暮らしは
私たちの仲間にとって
かなり長いものでしょうね。
時々皆さんから、私の犬生はグローバルだったとか
世界を股にかけて、かなり波乱万丈だったとか
身に余るお褒めの言葉をいただくことがありますが
自分ではよくはわからないものの
おおむね、楽しかったなぁ、と思うのです。
だからきっと、幸せだったんじゃないでしょうか。
こちらに来てもう丸8年
私もけっこうベテランですから
いっぱいあったはずの我慢とか、イヤなことは
忘れちゃっているんですよ。
もともと、あんまり拘らない性格ですしね～。
とにかく、どこにいても、いつでも
私を一番大事にしてくれたお父さんと
私が一番大好きだったお父さんと一緒だったこと
私たちは欲張りではないので
それだけで
十分幸せな一生だったと胸を張れますよ。
べつにずーっと一緒じゃなくたって
お留守番があったって、少しの時間でも
一緒にいて、ちゃんと見ていてくれたら
すごくうれしい、私たちなのです。
このチビも、私と同じ・・・みたいですね。
こんにちはだ。
おら、きく だす。
突然だけんども
おらの軍団に、新しい仲間さ加わっただよ。
夫婦もんの、つばめだべさ。
半月くれー前から、おらんちの軒下を
住み家と決めたみてーでな
せっせせっせと家さこしらえ始めただ。
挨拶もなしに、いきなり現れて
勝手に普請するとは何だべか
いったんは頭に血さ昇りかけたものの
つばめ夫婦は、来る日も来る日も
それは忙しく行ったり来たり働いて
あわよくば大事な家さ乗っ取るべーと
やって来るよそのつばめたちさ
必死に追い払ったりしながらも
気がつきゃ、まぁ立派な家さ
こしらえちまったもんなー。
さすがのおらも、今では応援してるだよ。
遠い遠い南の海の向こうから飛んで来てるらしいべ。
おらはまだ、海なんて見たことないんだけんども
広いんだべ？
おめー、ちっこいのに、なかなかやるだなぁ。
ああ早く、ちびっ子のつばめたちさ
見てーなぁ。 めんこいだろーな。
きばってけろー、つばめどん！
おらも、草さ運んで助けてやるだー。
こんにちはだ。
おら、きく だす。
新しい仲間と戯れるおらだべ。
2種類の音さ、ぷーぴー鳴るすぐれものだぞい。
実はもう一つ、新入りさ来ただ。
なんでも昔、はなねーちゃんのことさ
いっぺー可愛がってくれたお人が
わざわざおらに送ってくれたらしいだよ。
遠い隣の国から、海を渡ってはるばると
届いたなんて、おらも感謝感激だべー。
だから、おらの軍団さ
一気に賑やかになっただ。
さぁ、明日からも張り切って
ぷーぴーぷーぴー言わせるべー！
ほんとは、私のおかげなんだけどな
こんにちはだ。
おら、きく だす。
皆さん、お変わりないだべか？
おらも、おとうとおばばと
連休さ満喫中だ。
やっかいな病さ流行ってるとかで
さっぱりパッとしねー浮き世だけんども
それでも、五月の風さ体に受けながら
毎日田んぼさ歩いて、ご機嫌のおらだ。
昼寝もばっちり、体力充実
たまには、いい子のフリをして
おとうにもサービスを怠らない
ちょびっとオトナのおらだべさ。
皆さんも、上手いことガス抜きさして
おとなしめに楽しんでけろー。
じゃがいもの花さ、真っ盛りだぞい。
こんにちはだ。
おら、きく だす。
不敵な面構えのおらだ！
ここだけの話だけんども
おらには、でっけー野望さあってな。
前々から、我ながらどーにも素質さあるべと
睨んでいただよ。
どんな野望だか、知りてーだか？
せっかくこうして遊びに来てくれた皆さんには
こっそり教えてやるだよ。
聞いて驚くでねーぞい！
いつの日かきっとこのおらが
田んぼ大帝国の頭さ取っかんなー！
まぁ、残念ながら今んとこ
大帝国で一番強そーなんは
でっけーでっけー秋田っ子なんだべさ。
その秋田っこ相手では
さすがのおらも、遠くの方から
ちょびっとガウるのが精一杯だし
おばばがすぐに、おらを遠くさ
引っ張って行っちまうから
とでもまともな勝負にはなんねー。
秋田っこの方は、ずーっとおらを見据えて
最後の最後に、ワン！って一声吠えるだけでな。
その声の、でっけーことときたら。
田んぼ中に響き渡るだ。
悔しいけんども、今のとこ、おらの完敗だべ。
いんや！
このまま引き下がるおらではねーぞい！
いつの日かきっと、必ずや
おらが大帝国で一番になるかんなー！！
雲ひとつない青空に誓ったおらだ！
そんなわけで、手始めとして
鳥っこさ、捕まえてみたべさ。
どんなもんだー！
（よく見ると、鳥っこさ咥えてるぞ）
おらの片鱗、見届けてけれー！
こんにちはだ。
おら、きく だす。
知らん顔作戦
展開中の、おらだべ。
十分アップに耐えるおらだけんども
皆さん、お気づきだべか？
おらの側にあるテーブルさ
傷だらけだぞい。
もちろん、おらが根気強く齧ってやっただよ。
すごいべ！
テーブルだけではねーかんな。
ほかにも、引き出しの取っ手やら
ソファの足やら、しまいには階段まで
おらの口さ届くところには
あくなき情熱さ込めて、齧ってるだ。
おとうは、しょうがないなーって
見て見ぬ振りをしてくれる。
だけんど、おばばときたら
まー、しつけぇーこと。
このまま止めねーなら
苦くなるスプレーかけるからね、とか
おっそろしーことさ喋ってるべ。
ふん、おらは、脅しには乗んねーぞい！
そんなこんなで、おらとおばばの攻防さ
まだまだ続きそうだべー。
おらの庭に住むピョン吉たちが
仲良く並んで雨さ待ってるだよ。
