風の行方

こんにちは。はなです。


少しメランコリックな私。


と言うのも、いつも怖いものなしのはずのemihanaが、何だか怯えているのです。


全国図々しい選手権があったら、西神奈川代表に推薦されるくらいのオバサンが

いったいなぜ?と、思いましたが

どうやら、風の行方に怯えているらしい。



その原因はこちら。

先週の台風26号の強風によって、屋根の一部が剥がれ落ちた〜。

築17年の屋根だ〜。


あれは私がお父さんのお供でカレーの国に旅立とうと

家を出る少し前のこと、朝の6時半くらいだったでしょうか?

ゴゴゴゴ〜ンと、ものすごく大きな音がしました。

けれどその時刻、まさに家の外では暴風が吹き荒れていたのです。

他にもあちこちから色々すごい音がしていたし、お父さんが換気扇の表のパタパタの音だ

と言うし、基本、のんきなemihanaは大して気にも留めませんでした。


まぁ、そんなことより、無事に成田までたどり着けるのか?

飛行機は無事に飛ぶのか?・・・二人とも、そっちの方に気が行っていたのですね。


実際、家を出てから数日後、無事に家に戻って来るまでの

私とお父さんの旅路は「超過酷」の一言。私だって、クッタクタのヘットヘトになって

帰って来たんですが、その顛末はまた次回にでもお話するとして・・・


それから3時間ほ経った頃、お隣の旦那さんがピンポ〜ンとチャイムを鳴らしました。

そしておっしゃるには「お宅の屋根の継ぎ目のトタンが剥がれて飛んで

 うちの庭先に落ちてましたよ」

「ええっ!?」


屋根の上を地上から見るって、すごく大変みたいです。

emihanaはかなり遠くまで後ずさりして、通りの向こうまで離れて行って

ようやく、どこの何が飛んだのかを理解したのでした。


そこからがまた、中々、面倒だったみたいですよ。

とりあえず、修理を依頼する業者探し・・・だけど、そんなのそこに頼めばいいの?

ネットを開いたものの、どこを選べばいいのかなんて、皆目わかりません。

修理依頼→悪徳業者→騙される・・・emihanaは疑心暗鬼に陥っていたみたいです。

嫌ですね〜。疑り深くって。

それで「屋根修繕業者組合」みたいな所のサイトに載っていた

フリーダイヤルに電話して相談したところ、近場の業者はもう

台風後の修理で出払っているとかで、かなり離れた場所の業者さんを

見つけてくれたのです。

そして、翌日に来てくれることになって、とにかく一安心。

雨はもう止んでいましたし、しばらく降らないとのことでした。



翌日の午前中、約束通りにやって来た業者さんは親切に対応してくれて

さっそく況を確認すると「屋根の継ぎ目の板金の下の木が腐って、釘が緩み

それが突風で飛ばされた」とのこと。

そして「その修理自体は2,3時間で済むけれど他の部分も同じように

板金が浮いてしまっているので、今のままだと同じような台風が来れば

他の部分がまた飛ばされてしまう可能性が高い」

との見立て。


確かに、屋根の上で撮ってくれた写真を見ると、その通りの状況で

emihanaも納得したようでした。


ただ、全体を修理するとなると足場を組んでする大掛かりな工事になるそうで

その後、日程を調整してくれたんですが、11月初旬まで来られないらしく・・・

「万が一、次の台風で何かあったら、すぐに連絡をください

応急処置をしに行きますから」そう言ってくれたのです。


そんなわけで・・・emihanaは風の音がする度に、ギクっと反応を示します。

「だって、あんなのが飛ばされて行って、お隣の窓ガラスを割っちゃったり

 車を傷付けたり、通行人に当たったりしたら、大事になっちゃう!」

確かに、今回、お隣の家が無傷だったのは本当にラッキーだったのでしょうね。

「それに、雨が漏ったら、また大変なことになる〜」

まぁ、それはそうですけど


考えたって、しょうがないじゃん。



台風の針路図をしょっちゅうチェックしては、ため息を吐き

頼むから、風よ吹かないで、どうか逸れて行ってと

儚い願いをかけるemihana。


いつものあの悪びれない開き直りはどこへ行ったんでしょう?

いったい何のために、日ごろからオバサンパワーを磨いて精進しているのやら。


そんなだめだめオバサンには、喝〜っ!



冗談は抜きにして、もうホントに、これ以上台風の被害が出ませんように。

進路に当たる地域の皆さん、どうぞお気をつけて。



とても付き合い切れないので、私は寝ちゃうことにします。



追伸:剥がれた箇所はこうしてちゃんと直りましたよ。