ある人がその寿命を終え誰もいない荒野を、次の世界を目指し歩いていました。かたわらには一匹の犬。その人の愛した犬でした。 歩いても、歩いても、荒野に見えるものは熱く焼けた砂と赤い空だけでもう何日も何も口にしていず、のどはカラカラに渇き足取りは…
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