こんにちは。 emihana です。
さすがに今回で、火の国のお話も最後となります。
たぶん。
熊本市内には、市電が走ります。
広島や長崎でもそうでしたが
路面電車はコンパクトな市内を巡るには最適ですね。
市内最大の繁華街、上通、下通と呼ばれる
どでかいアーケードです(こちらは下通・しもとおり)
道路を挟んでもう一本あるアーケードが上通となります。
下通をうろうろ
横丁に入って見つけた洒落乙な居酒屋さんで
熊本名物・馬刺し(赤身)を堪能しました。
有明海の牡蠣も美味かった!
どちらもさっぱりとしたとても潔い味わい。
大汗かきかき平らげる目の前のお父さん
相変わらず、ご当地とか名産とか無関係な人だと
半ば呆れ、半ば感心しつつ眺めましたよ。
ホテルの部屋からの夕景です。
遠くに山並み、川がたゆたう
路面電車が行き、見上げればお城が鎮座する
日本の地方都市らしい街の姿がここにも。
私はやっぱり国内の旅がいいです。
安心します。しみじみします。
さぁ、3日目の朝、朝食後ホテルをチェックアウトし
橋を渡って最後に向かったのは
天草でした。
お天気も上々、海も穏やか
いかにも天草巡りには良さそうな日和だったのですが
天草って、すごーく広い!
とてもとても半日やそこらでは回り切れません。
それで今回は、上天草にちょこっとだけお邪魔して
空港方面に戻ることにしました。残念。
せめて爪痕ば残すったい!
と、意気揚々の我ら一行(2名)の前に
聳え立つ、天草四郎様、
道の駅的な場所においででしたが
慈愛溢れる眼差しは我々の頭上にも
あまねく注がれておりました。
そこは時の止まったミュージアム。
おそらく開館当時から、施設のアップデートとか
入場者数増加を目指して、とか
そんなコンセプトには、あまり捉われない
いい意味で、わざとらしさ皆無のその緩さを
私はむしろ評価したい所存であります。
潜伏キリシタン関連の陳列品は大変興味深く
もっと時間があれば、と思いました。
ただ、観光色を付けようと欲張っちゃったのでしょうか
置かれた人形たちが、20年くらい前のマネキンそのもの。
海賊かよ!
そして極め付けは、15分ほどのミニ映画。
これ、いつ撮った? 画像荒っ!
メインどころの、見たことあるけど名前知らん俳優さん
若ぇ〜っ! たぶん、撮影、前の世紀じゃね?
などと、心の中で突っ込み続けた私でしたが
嫌いじゃないです。かえって清々しい。
大陸の人たちの喧騒もないし。
3Dだの、AIだの、そんなもんなくたって
みんなちゃんと楽しめたあの頃。
ああ、ノスタルジー。
どこかほのぼのとした心持ちでミュージアムにバイバイ。
後ろ髪引かれながら、一路、熊本市内へと
踵を返したのでした。
有明海はどこまでも凪いで
また来るったい、と呼びかけてくれているように
見えました。
ほんとに、また近い内に出かけたいなぁ。
あ、この後、空港近くの回転鮨屋さんで遅い昼食を
いただいたのですが、生物NGのお父さんと
外でお鮨を食べることはほぼ皆無。
たぶん10年以上来てなかったので
進化ぶりにびっくり!
っつーか、全部注文じゃん!
でもって、美味しいじゃん!
ミュージアムで止まったままだった時も
こちらでは、普通に進んでいたのでした。
飛行機は少しだけ遅れて無事火の国を飛び立ちました。
これで、熊本の旅日記もようやく終了です。
いつもながら、お付き合いいただき
ありがとうございました。
くまモンの書き初め。意外に達筆!