946へGO! その4

こんにちは。

依然として、emihana です。



釧路の旅も3日目。

いよいよ最終日となりましたが、この日も松の実さんが

お付き合いくださると言う有難い申し出に

おんぶに抱っこに肩車までさせていただく予定の我々ふたり。


チェックアウトの前に、もう一度周辺を散策しました。



釧路港名物「蓮の葉氷」です。



相変わらず、むき出しの耳がビンビン痛くなって来るほどの寒さですが

素晴らしい好天!

3日間ともお天気に恵まれ、幸運この上なし、気分は上々!



ホテルまで迎えに寄ってくださった松の実さんの運転で


向かったのはこちら、阿寒国際ツルセンター。




阿寒町はタンチョウの越冬地で、人口給餌の発祥地でもあるそうです。

こちらのツルセンターでは、タンチョウの生活や習性などについて

展示品や映像でわかりやすく知ることができます。


そしてもちろん、研究棟の隣には広大な飼育場があり

自然に近い状態で飼育されているタンチョウを観察することができるため

メガホンみたいな望遠レンズを構える人たちがズラーッっと

フェンスを取り囲んでいました。




じゃじゃーん!




あくまでもスッキリ澄み切った大空に真っ白な大地のコントラスト。



そこに、いきなりのタンチョウさんたち。





これは幼鳥さん。



見れば見るほど美しい鳥です。

こうして、雪原にすっくと立っている姿が私は好きです。

でも、厳しい寒さをもろともせず長時間カメラを向ける人たちは

彼らが飛び立ち羽ばたく姿を待っているようでした。



建物の中には、色々な展示物が。




タンチョウの卵は鶏卵2個分くらいの大きさ。けっこう重く、温かい!



ほかにもタンチョウの生態についてのビデオを鑑賞したりした後



すぐお隣の美術館へ。



釧路在住の孤高の画家、佐々木榮松画伯の絵画を集めた美術館なのですが

なんと言うのか、館長さんがそれはそれは個性的かつ情熱的な方でして

ほぼマンツーマンで、一枚一枚の絵について、ぐいぐい感想を求められ

がんがん圧を受けながら詳細なレクチャーを受け

がっかりさせてはいけない、松の実さんの顔を潰してはいけない

と精一杯頑張った結果、刀折れ矢尽き、脳みそバーン!

真っ白な灰になった気分で美術館を後にいたしました。


ただ、画伯の絵そのものは独特な色彩感覚と幻想的な美しさに溢れた

本当に素晴らしいものだったことを付け加えておきます。




近くのレストランで、釧路名物「あんかけミートソース」をいただき
ようやく人心地。



やや甘めのソースがあんかけで冷めにくく、北国ならでは。

美味しかった!




それから、また別のタンチョウ観察地へ移動しました。




時間的にそろそろ湿原のねぐらに帰るらしく



一列になって、離陸の順番待ち。



数羽ずつ組みになって飛び立ちます。



暗くなるまでに帰ってね。



またいつか、会いに来ます。




再見!




こんな風に、野生のタンチョウさんたちの姿をしっかと目に焼き付けた我々は

すぐ側のカフェに飛び込みお茶を飲みながら

しばし松の実さんとのお名残りを惜しんだ後

わざわざ空港まで送っていただくと、再び機上の人となり

一路関東西部の我が家を目指して、タンチョウさんたちのように

飛び立ったのでした。



こうして書いていても、あの3日間のあれこれ想い出すにつけ

旅先にあっても、日頃のヘタレ精神をいかんなく発揮しまくる我々夫婦だけでは

あれほど中身の濃い充実した旅になったはずはなく

つくづく松の実さんのお気遣いあったればこそ、と

改めて有り難く思っているのです。



松の実さん、梅さん、本当にありがとうございました!


またいつか、必ず伺います。






ナンチャッテダウンで、いいかげん着ぶくれた私