慢慢走!

こんにちは。 

はなに変わりまして、emihana です。


無事に上海から戻って参りました。


今回もたった5日間の滞在ではありましたが、極めて行動範囲の限定された

お父さんの日常生活を把握するには十分でしたね。



さて、上海はちょうど今、日本の梅雨のような気候で

浦東国際空港に降り立った時には曇り空、やや湿度が高め

でも、成田より少し涼しく感じられました。



飛行機を降りた途端、上海ディ○ニーの広告がずらり!


行きませんけどね、絶対に。

ここだけの話、浦安方面の富士額のネズミさんのところへだって

もう30年くらい顔出ししてないですから。

ましてや大陸の夢の国なんか・・・



毎回、これは何?と不思議になる像。

どうしてここにこれが?


いつも迎えの車に向かって、ずんずん進んでいる最中なので

確認する暇もないんです。いつか由来を読んでみたいと思いつつ

今回もまた素通り。



空港からお父さんのマンションが建つ古北(グーベイ)地区までは

高速を使ってほぼ1時間です。


上海の中心と言えば、租界や金融関係の高層ビルが立ち並ぶ川沿いのエリア。

いわゆる「外灘」(ワイタン)が有名ですが

古北は東京で言ったら、「荻窪」みたいな感じだとはお父さんの弁。

根拠は不明ですが、どんなもんでしょうか。



お父さんの住むマンションです。


この建物の23階に部屋があります。


emihana ひとりで記念撮影。



マンションの敷地を出て信号を渡ると、そこから歩行者天国

まっすぐに伸びています。


両側にはマンションが建ち並び、おしゃれなお店がずらり。


カフェやらパン屋さんやら


まるでパリの一角のように、くつろぐ人々


パリは言い過ぎのようにも思えますが、広州と比べてみれば一目瞭然。

もっともっと大都会ですし、もっと洗練されているようです。


徒歩15分くらいで、こんなお店に着きました。


日本人向けの食材や日用品を置いている専門店で


中には商品が整然と陳列されています。



ああ、こんなお店が広州にあったなら・・・

思わずため息を一つ吐いた emihana でした。


お父さんは基本的に日本からものを運んでいますので

ここでは買い物せず、利用するのはもっぱら・・・

クリーニング屋さん(洗衣服店)


値段はよそより高いようですが、ここはちゃんと浄水を使って洗ってくれるとか。

確かに中国では、いくらクリーニング屋さんに出しても水が汚いので

白いものがだんだん黄ばんでしまいます。

そのためにわざわざ往復30分かけて、ここまで来ているのには

もちろん運動不足解消及び、休日の時間消費

そんな理由も関係しているわけです。



お父さんは公共の乗り物には一切乗りません。

それは広州時代からのことで、上海にも地下鉄だけだって15系統もあって

とても便利なのにいまだ未経験のまま。

タクシーだって、ひとりでは乗らない徹底ぶりです。

もちろん言葉ができない(中国滞在6年目にして!)から

仕方ないとも言えますが、そもそも覚える気がないのはいかがなものでしょう?


ただ、社用車のドライバーさんとの会話を聞いていると

最低限の単語のみを駆使して、一応、最低限の用事は済ませている模様で

何とかなるもんだと、半ば呆れ半ば感心してしまいます。


たとえば・・・

「Wさん、イフ(衣服)ね」

「啊、明白了(あ、わかりました)」

これだけで、「会社の帰りにクリーニング屋さんに寄ってほしい」

と言う会話が成立しているのです。


いかに同じ行動パターンを繰り返しているかがしのばれます。


これ以外にお父さんが知っている言葉単語と言ったら

「你好」(こんにちは)
「再見」(さようなら)
「辛苦了」(お疲れ様)
「等一下」(ちょっと待ってください)
「不知道」(知りません)
「不明白」(わかりません)
「一直走」(まっすぐ行ってください)
「右拐」(右折してください)
「左拐」(左折してください)

くらいなものでしょうね。

私だって、大してしゃべれませんよ。

私の中国語能力は3歳児にも負けるレベルだと断言できます。

だけどまぁ、漢字が書けるからイーブンだと虚勢を張っている程度のものですけど

お父さんと一緒にいると、すごくべらべらになったように錯覚できるので

なかなかいい気分だったりします。


閑話休題・・・


そんなこんなで、今回は歩かなくてはいけない。

あくまでもお父さんの日頃の暮らしぶりをなぞってみるのが目的なのですから。


「最高でどれくらい歩くの?」

何気なくたずねてみましたが

「う〜ん、片道1時間くらいまでかな」


で、速攻、買ったのが


スニーカーでした。


カルフール外資系大型スーパー)の真ん前の歩道で


堂々売られていたこの靴

さて、本物かどうか、何とも怪しいですねぇ。

ナンチャッテにしては少し高いですが

品物自体は良い出来のようですので没問題!(問題なし)



ところで、emihana よりずっと早足のお父さんは

気を付けてくれていても、すぐ先に行ってしまいます。

何度か「ゆっくり歩いて〜」とお願いしているうち

つくづく思いました。


「慢慢走」(ゆっくり行きましょう)

まずは、この言葉を覚えよう!


と言うことで、またしばらく 上海滞在記でご機嫌を伺いたいと思います。




去年マンションの中で見つけた子猫たち


すっかり大人になりました(っつうか、鋭い眼光でちょっと怖い)



私も忘れないで〜